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平和の音色 被爆ピアノで江田島小合唱

 江田島市の江田島小の児童約250人が7日、集会ホールで被爆ピアノの音色に合わせて合唱し、平和の尊さをかみしめた。

 ピアノは爆心地から1・8キロの民家で被爆した。所有する広島市安佐南区の調律師矢川光則さん(65)は、爆風で飛び散ったガラス片の跡などを示し「原爆や戦争の恐ろしさを考えるきっかけにしてほしい」と語りかけた。

 被爆ピアノの伴奏で、児童が「アオギリのうた」と「青い空は」の2曲を合唱。鍵盤にも触れていた。6年の村上竣平君(11)は「ピアノを平和の象徴として大切にしてほしい」と話していた。

 被爆ピアノの音色は7~9日、江田島市江田島町の国立江田島青少年交流の家で修学旅行生にも披露される。9日午後2時からは同市能美町の島の病院おおたにでも演奏会がある。(貞末恭之)

(2017年11月8日朝刊掲載)

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