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被爆地との連携を強化 ユニタール広島 離任のメヒヤ所長

 国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所(広島市中区)のアレクサンダー・メヒヤ所長は15日、離任あいさつのため市役所に松井一実市長を訪ねた。スイス・ジュネーブのユニタール本部と被爆地との連携強化を確認した。

 メヒヤ氏は3年の在任期間を振り返り、「市の支援に感謝している。広島で被爆の実態に触れることは大事だ」と強調。松井市長は「これからも平和活動に取り組む人たちを広島に送ってきてほしい」と応じた。

 メヒヤ氏は、アフガニスタンを中心に紛争地の復興支援に向けた人材を育てる研修の拡充に力を入れた。16日付でユニタール本部に異動し、世界各国の自治体の人材育成を統括する担当部門の責任者になる。広島事務所長の後任は未定で、本部が選定を進めている。

 メヒヤ氏は15日、広島県の湯崎英彦知事も訪ねた。

(2012年10月16日朝刊掲載)

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