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米軍低空飛行 市と意見交換 浜田で住民団体

 島根県西部で相次ぐ、米軍機の低空飛行問題で、広島、山口両県の住民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」(事務局・岩国市)のメンバー8人が16日、浜田市旭支所を訪れ、市担当者と初の意見交換会を開いた。

 市担当者がことし9月末までの騒音件数は270件で、昨年の122件から倍増したと報告。旋回訓練を捉えた動画や低空飛行する機影などの写真を示し、騒音被害の現状を訴えた。

 意見交換では「住民が苦情を伝えやすい体制を整えることも必要」「高度調査などを実施して低空飛行の実態を国や米海兵隊岩国基地(岩国市)に訴え続けることが重要」との意見が出た。同ネットワークの桑原清事務局長は「今後も周辺地域が連携を深め、飛行訓練の中止につなげたい」と話していた。

(2012年10月17日朝刊掲載)

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