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千田小22人パンフルート 中区のグループホーム 笛演奏で誓う平和

 広島市中区の千田小の児童22人が17日、同区のグループホーム「千田・みどりの家」で、被爆樹木でできた笛「パンフルート」の演奏会を開いた。

 児童は、被爆者たち入所者16人を前に、卒業生が作詞作曲した「アオギリのうた」、「それ行けカープ」など5曲を演奏と歌で披露。「ふるさと」を全員で合唱し、入所者にパンフルートの吹き方も教えた。

 同小3年の金田紗英さん(9)は「いつもは校内なので緊張したけど、涙をこぼしながら聞いてくれたお年寄りもいて、うれしかった」と笑顔だった。

 地域のお年寄りと交流する機会を増やそうと同小が企画した。今後、他の施設も訪れ、演奏会を開く予定。(山川文音)

(2017年11月18日朝刊掲載)

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