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ヒロシマ・ナガサキ交流伝える 修学旅行で訪問の幟町小6年生 決意文で誓う平和

 広島市中区の幟町小で17日、学習発表会があった。6年生が、修学旅行先の長崎市の山里小児童と作った決意文を紹介し、下級生たちに平和への思いを伝えた。

 「ヒロシマ・ナガサキから平和の素晴らしさを発信しよう」「命の大切さを伝えていこう」…。フルートの独奏に合わせ、グループごとに決意文のフレーズを大きな声で響かせた。「平和な世界を築く第一歩となった」と、交流の手応えも込めた。

 同校では、広い視野で平和について考えようと、今年初めて修学旅行にもう一つの被爆地長崎を選んだ。6年94人が10月30日に山里小を訪問。同学年の児童116人と、グループに分かれて決意文を考えた。

 6年の岡野純大君(12)は「長崎の子も平和学習や交流をたくさんしていた。一緒に考えることができて良かった」と話す。今月19日、保護者、地域向けの発表会でも披露する。(仁科裕成)

(2017年11月18日朝刊掲載)

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