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ICANと思い共通 平和賞招待で広島市長

 広島市の松井一実市長は17日、来月10日にノルウェー・オスロであるノーベル平和賞授賞式典への招待を受け、「うれしい。非常にありがたい」と述べ、出席へ意欲を示した。

 核兵器禁止条約制定への貢献を理由に受賞する国際非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))の取り組みは、市や平和首長会議(会長・松井市長)の思いに共通すると強調。「核兵器を持つ国や『核の傘』の下にある国が条約を批准できる環境をどうつくるかが、これから大切。そういったことを一緒に始める機会にできれば」と期待した。

 平和記念公園(中区)で原爆慰霊碑に欧州出張の帰国報告をした後、報道各社の取材に答えた。市長への招待状は今月10日、ノーベル賞委員会から市側へメールで届いた。当日前後に市議会定例会が予定されており、21日に議会運営委員会が日程変更について議論する。(岡田浩平)

(2017年11月18日朝刊掲載)

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