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上関原発計画 反対アピール 祝島で集会・デモ

 中国電力上関原発建設計画に反対する集会が19日、予定地対岸の山口県上関町祝島であった。毎年、原子力の日(10月26日)に合わせて同町の本土側などで開く大規模集会が中止になったため、主催団体の一つ上関原発を建てさせない祝島島民の会が規模を縮めて開いた。

 県内外から約80人が参加。同会に加え、広島、山口両県の反原発団体の代表たちが、反対運動の継続や連携を呼び掛けた。その後、参加者は「原発反対」「きれいな海を守ろう」などと声を上げながら、寒風吹く島内約1・5キロをデモ行進。祝島公民館で、計画浮上からの35年の活動を振り返る映像の上映などもした。

 この日予定されていた同町室津での大規模集会は、開催地で町が公園新設の工事を始めたのに伴い、取りやめた。同会の清水敏保代表(62)は「規模を小さくしてでも反対派の結束を確認するのは重要」と話していた。

(2017年11月20日朝刊掲載)

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