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平和賞授賞式「禁止条約賛同増やす契機」 広島市長

 広島市の松井一実市長は22日の記者会見で、来月10日にノルウェー・オスロであるノーベル平和賞授賞式出席について「行政という立場で、これをさらに生かしてくれという意味で呼ばれたのでは。核兵器禁止条約への賛同者を増やすきっかけの場にしたい」と意気込みを語った。

 今年の同賞は、禁止条約制定に貢献した国際非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン=ICAN(アイキャン)=に贈られ、被爆者も式典に招かれている。

 また会見では、欧州出張中の今月15日にバチカンで法王フランシスコに会い、被爆地訪問を要請した手応えにも言及。「気持ちは届いたと思う。良い返事を期待している」と述べた。

(2017年11月23日朝刊掲載)

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