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忠海高生徒会にボランティア賞 毒ガス慰霊碑の清掃継続

 竹原市の大久野島にある毒ガス障害死没者慰霊碑の清掃活動を続けている忠海高生徒会が、ソロプチミスト日本財団(京都市)の学生ボランティア賞を受賞した。22日、同校で贈呈式があった。

 慰霊碑は、旧日本陸軍による毒ガス製造に従事させられ、後遺症に苦しんで亡くなった人々を悼むため被害者団体などが建てた。対岸にある同校は2005年から毎年、夏休みに生徒有志を募って清掃活動をしている。

 この日は、国際ソロプチミスト竹原の山村美保会長(57)たち5人が訪問。生徒会長の2年若本春哉さん(16)と副会長の同望月美里さん(17)が賞状と賞金10万円を受け取った。望月さんは「悲しい歴史を伝える場所を大切にする活動が認められた」と喜んでいた。(山田祐)

(2017年11月23日朝刊掲載)

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