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銀幕で問う 平和と命 広島国際映画祭が開幕

 広島国際映画祭2017が24日、広島市中区のNTTクレドホールを主会場に始まった。国内外から気鋭の監督や俳優をゲストに迎え、平和などをテーマにした多彩な作品38本を上映する。26日まで。

 前身の映画祭から数えて9回目。開幕式にはコンペティション部門の審査員長を務める韓国のキム・ドンホ監督ら20人余りのゲストが並び、同映画祭の部谷京子代表が「平和を考え、生きることを問う場にしたい」とあいさつ。開幕作品として大ヒットアニメ「この世界の片隅に」のバリアフリー版が、視聴覚障害者も招いて上映された。

 25日は「この世界―」の片渕須直監督のトークや短編6作品が競うコンペティション部門の上映があり、26日はことしの「ヒロシマ平和映画賞」に決まった「エルネスト」の阪本順治監督と主演のオダギリジョーが登壇する。(西村文)

(2017年11月25日朝刊掲載)

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