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「米艦載機移転 撤回を」 市民団体、廿日市市に要請書

 岩国市の米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転計画を巡り、廿日市市の市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」は27日、計画の撤回などを日米両政府に働き掛けるよう廿日市市に要請した。

 菊間みどり共同代表(55)たちメンバー4人が市役所を訪れ、真野勝弘市長宛ての要請書を中野博史総務部長に手渡した。同基地の所属機が10月に北広島町の上空で行った火炎弾「フレア」の射出訓練に触れ「地域住民は不安をさらに募らせ脅かされている」と主張。移転計画とステルス戦闘機F35B配備の撤回や、低空飛行など住民に不安を与える訓練をしないことを求めるよう促している。

 29日には県に同様の要請書を出す。近く中国四国防衛局にも米国に同様の働き掛けをするよう求める。(森戸新士)

(2017年11月28日朝刊掲載)

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