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ミサイル想定 初の避難訓練 広島市来月

 広島市は27日、弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練を来月4日に初めて実施すると発表した。北朝鮮のミサイル発射に備え、避難を誘導する市のノウハウ蓄積と市民の啓発を狙う。

 午後1時にミサイルが発射され市内上空を通過し、15分後に市内に被害が及ばない場所への落下を確認した―との想定。いずれも中区にある市役所、市立看護専門学校、竹屋公民館、中国電力広島営業所の4カ所でする。

 付近の2カ所の屋外スピーカーから録音された全国瞬時警報システム(Jアラート)の警報を放送。参加者は、屋内の頑丈な場所などに避難する。参加人数は約550人を見込む。

 市は6月、市議会一般質問で市議から今後の訓練の有無を尋ねられ、計画していることを明らかにしていた。この日、県も別の訓練を予定するが、連携については検討中、としている。(城戸良彰)

(2017年11月28日朝刊掲載)

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