×

ニュース

広島にミャンマー議長 原爆資料館やドーム視察

 ミャンマーのウィン・ミン下院議長(66)が30日、広島市中区の平和記念公園を初めて訪問した。原爆慰霊碑に献花し、原爆資料館や原爆ドームを視察した。

 慰霊碑では松井一実市長から碑文の意味などの説明を受けた後、花輪を手向けて黙とう。資料館は志賀賢治館長の案内で約30分かけて回り、原爆で一瞬のうちに破壊される広島の街並みをCGで伝える「ホワイトパノラマ」などに見入った。芳名録には「核兵器の不拡散と廃絶を効果的に実現し、平和な新しい時代の世界をつくり上げていくよう深く望みます」と記した。

 ウィン・ミン議長は、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が率いる国民民主連盟(NLD)の幹部。衆院の招きに応じ、11月27日から2日までの日程で、初来日した。(城戸良彰)

(2017年12月1日朝刊掲載)

年別アーカイブ