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授賞式に合わせ被爆者21人訪問 ノーベル平和賞

 非政府組織(NGO)のピースボート(東京)は30日、ノーベル平和賞の授賞式(10日)に合わせてノルウェー・オスロを訪ねるツアーに広島、長崎の被爆者計21人が参加すると発表した。ピースボートが加盟する核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の受賞を現地で喜び合い、核兵器のない世界実現へ機運を高める。

 広島被爆は12人で、うち7人は広島県内在住。県被団協(坪井直理事長)の箕牧(みまき)智之副理事長(75)=北広島町、もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(73)=広島市西区=たちが加わる。

 被爆2世たちを含む参加者は全30人で、7~13日の日程。授賞式は会場近くのパブリックビューイングで見届ける。平和首長会議(会長・松井一実広島市長)などの被爆樹木の種の贈呈式や、ICANメンバーとの交流会などにも参加する予定という。

(2017年12月1日朝刊掲載)

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