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平和構築へ協力確認 松井市長とJICA理事

 国際協力機構(JICA)の渡辺正人理事は24日、広島市役所に松井一実市長を訪ねた。平和構築に向けた事業などで意見交換し、連携強化を確認した。

 渡辺理事は、青年海外協力隊員たちが赴任国で開き、8月に100回に達した「原爆展」について報告。イラクやアフガニスタンからの研修員の受け入れ事業について「紛争後の国づくりに取り組む人が広島で研修を積む意味は大きい」と引き続き協力を求めた。

 松井市長は「広島が核兵器廃絶を願う街だと発信してもらい、ありがたい。今後も平和を願う広島の心を伝えてほしい」と話し、協力を約束した。

 渡辺理事はこの日、市の外郭団体、広島平和文化センター(中区)や中国新聞社(同)も訪問した。(田中美千子)

(2012年10月25日朝刊掲載)

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