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南ア民主化尽力 タンボ氏の功績 中区できょう講演会

 南アフリカ共和国の民主化に尽くした政治家オリバー・タンボ氏(1917~93年)の生誕100年記念講演会が5日午前10時~正午、広島市中区の原爆資料館東館である。同国のテュラニ・ロモ駐日大使が功績を紹介し、平和への願いを伝える。

 主催する在日南アフリカ大使館によると、タンボ氏は今の与党アフリカ民族会議(ANC)元議長。アパルトヘイト(人種隔離)を続ける政府に対し、国際社会を通じて圧力をかけた。87年に市を訪れた際は平和へ努力する大切さを訴えたという。入場無料。日英の逐次通訳がある。

 大使は4日、市役所で松井一実市長と懇談。国際非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン)のノーベル平和賞受賞に触れて「被爆者の、廃絶への絶え間ない努力を祝福したい」と述べた。(岡田浩平)

(2017年12月5日朝刊掲載)

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