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原爆被害の実態を学ぶ ナイジェリア議長

 ナイジェリアのタンブワール・ワジリ下院議長(46)が25日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆被害の実態に触れた。

 原爆慰霊碑に花を手向けた後、原爆資料館を前田耕一郎館長の案内で見学。被爆者の遺品などの展示に見入った。爆心地から2・4キロの牛田町(現東区)で被爆した小倉桂子さん(75)=中区=から体験を聞いた。

 ワジリ議長は「平和の尊さをあらためて感じた。核兵器による悲劇を二度と繰り返してはいけない」と話していた。21日、衆議院の招きで初めて来日。本人の希望で広島市を訪れた。

(2012年10月26日朝刊掲載)

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