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ICAN受賞催し続々 広島市内あす・10日 

被爆者とキャンドル撮影 市民集会に高校生大使

 国際非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))へのノーベル平和賞授賞式(10日)に合わせ、広島市内で受賞を祝う催しが相次ぎある。

 県内の若者有志は、9日午後6~8時に中区の平和記念公園内の元安川親水テラスでキャンドルメッセージの撮影会を企画。約千本のろうそくでICANのロゴマークと名前、「WITH YOU」の文字を描く。冒頭の約30分間は被爆者を交えて撮影できる。

 写真をスイスのICAN本部に送るほか、参加者に、検索の目印になるハッシュタグ「#YesICAN」を付けて会員制交流サイト(SNS)へ投稿するよう呼び掛ける。事務局のNPO法人「ANT―Hiroshima」の渡部久仁子さん(37)は「多くの人に授賞式や核兵器禁止条約へ関心を持ってもらいたい」と話す。

 授賞式当日10日は午後1時から中区の原爆ドーム前で、27団体の実行委員会が市民集会を開催。高校生平和大使や被爆者が話す。中区土橋町のカフェ「ハチドリ舎」は午後9時開始予定の式の中継映像を映し、来店者で被爆者のスピーチを見守る。定員30人で参加費は500円。ハチドリ舎☎082(576)4368。(城戸良彰)

(2017年12月8日朝刊掲載)

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