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50周年記念誌「協力を」 島根県被爆者協議会長 坪井氏訪ね要請

 島根県原爆被爆者協議会の原美男会長(85)は26日、広島市中区の広島平和会館に広島県被団協の坪井直理事長(87)を訪ね、2013年に迎える設立50周年の記念誌づくりに協力を求めた。

 島根県原爆被爆者協議会が記念誌をつくるのは1963年に設立して初めて。活動記録をメーンに、証言集や原爆投下直後の写真などの資料を盛り込む予定で、2年前に作業を始めた。来年10月の発行を目指している。

 原会長は坪井理事長に「島根では資料探しが難しい。少しでもいい内容にしたい」と相談。坪井理事長は県被団協発行の手記集などを提供し、「特に被爆体験をしっかり書いてほしい」と激励した。

 続いて原会長は市の外郭団体、広島平和文化センター(中区)を訪ね、資料写真や文献の収集についてアドバイスを求めた。原会長は「若い世代が見ても印象に残る記念誌にしたい」と話した。(加納亜弥)

(2012年10月27日朝刊掲載)

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