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次代へ生きて 平和公園の樹木 木片チップ150人で敷く

 広島市中区の平和記念公園で9日、地面にチップを敷き詰めて公園内の樹木を元気にする取り組み「樹木いきいきボランティア」があった。市が呼び掛け、約150人が参加した。

 参加者はくわやスコップを手に、原爆の子の像の北側の約3800平方メートルで作業。粉砕した枝や葉を発酵させ、土壌改良の効果があるとされる木片チップを敷き詰めた。口田東小2年秋山健人君(8)=安佐北区=は「緑の葉をたくさんつけて、元気な木になってほしい」と願った。

 公園内の樹木は、多くの人が根元を踏み固めると枝が枯れるなどする恐れがあり、取り組みは1999年から続いている。参加者はこの日、公園内の国際平和庭園にチューリップの球根3千個も植えた。(長久豪佑)

(2017年12月10日朝刊掲載)

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