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ICANへ 連帯の灯火 広島 授賞式前に

 非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))へのノーベル平和賞授賞式(10日)を前に、被爆地広島の若者たちが9日夜、広島市中区の元安川親水テラスで受賞を祝うメッセージキャンドルをともした。

 ガラス瓶に入れた赤と白のろうそく約千本で、ICANのロゴマークと名前、「with you」の文字を描いた。ICANと核兵器廃絶への思いを持つ全ての人と連帯し、廃絶への流れを後押しする思いを込めたという。

 午後6時から対岸の原爆ドームを背に写真撮影。被爆者や市民約100人が笑顔で納まった。事務局のNPO法人「ANT―Hiroshima」は、写真データをICANへ送信。参加者には、検索の目印になるハッシュタグ「#YesICAN」を付け、会員制交流サイト(SNS)に投稿するよう呼び掛けた。

 参加した安佐北区の文教女子大1年三浦桃子さん(18)は「平和のイベントとSNSの組み合わせは新鮮。今日の体験をみんなと共有したい」と話した。(城戸良彰)

(2017年12月10日朝刊掲載)

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