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岩国基地など飲酒規制解除 在日米軍

 在日米軍司令部は、那覇市で米海兵隊員が飲酒後に交通死亡事故を起こしたとして逮捕、起訴された事件を受けた飲酒規制を解除した。米軍岩国基地(岩国市)のリチャード・ファースト司令官も同様の通達をした。

 解除は13日付。基地外での酒類購入や自宅以外での飲酒も認めた。ただ、午前0時から同5時までは基地外での飲酒を禁じるなど、通常時の規制は継続する。

 同司令部は、11月20日からの飲酒規制の期間中に軍人や軍属に対し、責任ある飲酒についての研修を実施したと説明。「飲酒に関わる事案をとても深刻に捉えている。飲酒運転を減らすために進歩できたことを誇りに思う」としている。

 事故は同月19日、那覇市の国道で発生。米軍トラックが同市の男性会社員の軽トラックと衝突し、男性は死亡した。米軍側は翌20日に飲酒禁止などを指示。その後、一部を解除したが、基地外での酒類購入などの禁止は続いていた。

(2017年12月16日朝刊掲載)

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