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創作Tシャツ福島の子支援 南相馬への思いデザイン

 東日本大震災の被災地を支援しようと、広島市西区の養護教諭矢橋紀子さん(26)が、オリジナルTシャツを作った。販売の売り上げは、福島県南相馬市の児童を長野県でのキャンプに招く活動のために全額寄付する。

 Tシャツには、無数の星で馬をかたどったイラストをプリント。騎馬武者が町の中を疾走する南相馬の伝統行事「相馬野馬追(そうまのまおい)」やきれいな星空をイメージした。

 東京育ちの矢橋さんは東日本大震災の4日後、就職のために広島に引っ越した。南相馬は小学生から学生時代まで長期の休みに仲間とキャンプを楽しんだ「第二の故郷」だ。何とか被災地の力になりたいと、東京都に住む知人のデザイナーとともにTシャツを作り、今年6月から都内などで販売している。

 矢橋さんは「放射能の影響もあり、我慢やストレスが多い子どもたちに、自然の中で時間を忘れて遊べる機会を届けたい」と協力を求めている。

 Tシャツは大人用3500円、子ども用3200円(送料別)。メールnori711@i‐next.ne.jpなどで問い合わせる。ドロシーバカンスTel03(6429)8692。(余村泰樹)

(2012年10月28日朝刊掲載)

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