バーで被爆証言会 故冨恵さん市民賞
17年12月15日
広島市は14日、市内で経営するバーを会場に約140回の被爆証言会を開き、7月に37歳で亡くなった冨恵洋次郎さん=写真=たち2個人と2団体に「市民賞」を贈ると発表した。19日に市役所で授与式を開く。
冨恵さんは、2006年2月から毎月6日に証言会を開催。歓楽街で働く若者も集い、新たな体験継承の試みとして反響を呼んだ実績を評価した。
もう1人は広島大名誉教授の鎌田七男さん(80)=西区=で、近距離被爆生存者に関する研究など、一貫して被爆者に寄り添いながら活動を続けた功績をたたえた。団体は広陵高硬式野球部(安佐南区)と市みどりの少年団(安佐北区)。
同賞は市民に夢や希望をもたらした個人や団体をたたえるため02年度に創設された。(野田華奈子)
(2017年12月15日朝刊掲載)
冨恵さんは、2006年2月から毎月6日に証言会を開催。歓楽街で働く若者も集い、新たな体験継承の試みとして反響を呼んだ実績を評価した。
もう1人は広島大名誉教授の鎌田七男さん(80)=西区=で、近距離被爆生存者に関する研究など、一貫して被爆者に寄り添いながら活動を続けた功績をたたえた。団体は広陵高硬式野球部(安佐南区)と市みどりの少年団(安佐北区)。
同賞は市民に夢や希望をもたらした個人や団体をたたえるため02年度に創設された。(野田華奈子)
(2017年12月15日朝刊掲載)