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　国際交流を通じて世界平和を目指す非政府組織（ＮＧＯ）「フレンドシップ・フォース」（本部・米国アトランタ市）の世界大会が３１日、広島市中区の広島国際会議場で開幕した。２２カ国・地域の約３７０人が参加し、２日まで日本文化や広島の歴史を学ぶ。

　初日は茶道や書道、折り紙などのワークショップが人気を集めた。着物の着付けを体験したサリー・コイルさん（７２）＝米シカゴ市＝は「着物を着ると、日本の女性の心を感じる」と話していた。

　大会では期間中、約３０のプログラムがある。１日はヒロシマデーとし、参加者は原爆資料館（中区）を見学したり、被爆者から体験を聞いたりする。

　フレンドシップ・フォースは１９７７年に設立し、会員数は６０カ国・地域の約１万８千人。世界大会の日本開催は新潟市（９２年）に続き、２度目。（山本乃輔）

（２０１２年１１月１日朝刊掲載）