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正月三が日に米軍機訓練か 岩国基地

 米軍岩国基地で2日、複数の米軍機が離着陸していたことが分かった。厚木基地から移転してきたFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機が含まれ、訓練をした可能性がある。岩国市などと基地側の確認事項には「正月三が日は訓練を行わない」と明記されており、市基地政策課は「期間中の運用状況を見て対応を検討する」としている。

 基地北側の堤防道路で目撃した男性によると、午後0時5分ごろ、スーパーホーネット2機が着陸。同1時20分すぎに別のスーパーホーネット1機が離陸し、約1時間15分後、基地へ戻った。別に大型機1機も着陸した。

 正月三が日に訓練しないことは基地と市、山口県、国でつくる岩国日米協議会で確認されている。さらに市は昨年12月13日、緊急時を除き、この三が日の飛行自粛を要請していた。過去にも三が日に騒音苦情が市に寄せられたケースはあった。また、協議会の確認事項には「盆(8月13~16日)は飛ばないようにする」とあるが、昨年夏の盆期間中、米軍機が離着陸を繰り返した。

(2018年1月3日朝刊掲載)

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