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岩国基地米軍機 2日連続訓練か

 岩国市の米軍岩国基地で3日、米軍機が2日連続で離着陸を繰り返した。市などと基地の間には「正月三が日は訓練を行わない」との確認事項があるが、滑走路上で訓練とみられる動きもあり、離着陸は前日より頻繁だった。市は4日、設置している騒音測定器のデータや市民の苦情を確認し、対応を検討する。

 中国新聞が確認した範囲では、午前9時45分ごろから午後3時ごろまでの間、延べ約25機が離着陸した。大半は、厚木基地(神奈川県)から岩国へ移転してきたFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機、EA18Gグラウラー電子戦機など米海軍の空母艦載機。同じく艦載機のE2D早期警戒機は、着陸後すぐに離陸する「タッチ・アンド・ゴー」の訓練とみられる動きを5回繰り返した。

 このほか、岩国基地の海兵隊所属のステルス戦闘機F35Bなども離着陸した。

 正月三が日に訓練をしないことは、基地と市、山口県、国でつくる岩国日米協議会で確認している。市は昨年12月13日、緊急時を除き、この三が日の訓練を自粛するよう基地に要請していた。

(2018年1月4日朝刊掲載)

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