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中高生が世界情勢学ぶ 広島で来月8日フォーラム

 中高生が集まり、第3次世界大戦が起きかねない現在の世界情勢について学ぼう―。日本ユネスコ青少年平和大使は12月8日、広島市中区の原爆資料館で「中高生が考えるこれからの世界」と題したフォーラムを開く。

 まず、米国とイランの対立やシリア問題などについて参加者が発表。NPO法人「ANT―Hiroshima」(中区)の渡部朋子代表が「民族と宗教」をテーマに、広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長が「核兵器」について、それぞれ講演する。その後、5~8人ずつに分かれて、さらに議論を深める。

 企画したのは、ともに青少年平和大使で安田女子高(同)2年の河野衿香さん(17)と東美言さん(17)。授業で経済や核兵器の問題、宗教や民族の違いによって第3次世界大戦が起きる危険性があると学んだのがきっかけとなった。大使として、同世代の若者同士でこの問題を共有し、同時に世界に目を向けよう、と開催を決めた。

 2人は「テレビで流れる国際ニュースが、自分たちの生活に深く関わっていることを知り、世界の動きに関心を持つきっかけになってほしい」と話す。

 定員は100人程度で参加費500円(昼食代込み)。問い合わせや参加申し込みはメールで受け付けている。12月1日締め切り。アドレスunescoforum.net@gmail.com(二井理江)

(2012年11月5日朝刊掲載)

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