×

ニュース

東日本大震災 広島に復興支援団体 60人参加 物資送付や交流計画

 東日本大震災の被災者支援を続ける広島県内の有志が、支援を共同で続けるためにグループを設立した。被災者に物資を送ったり、広島に招いて交流したりする。震災から約1年8カ月。支援の先細りが懸念される中、支援者同士が連携し活動の輪を広げる。

 宮城、福島県の被災者に物資を届けてきた仙台市の坂上満さん(66)=竹原市出身=の活動を支える広島、岩国、福山市などの約60人が参加する。仙台市などでチャリティー出演を続ける歌手の南一誠さんも加わった。今月1日夜、広島市中区で設立会合を開いた。

 広島県内のイベントで東北産品を販売し、活動費に充てる。家庭や地域で集めた支援物資を、坂上さんを通じて宮城、福島県の仮設住宅や自治会計約20カ所に届ける。年1、2回、被災者数人を招いて現状を聞き、観光を楽しんでもらう。

 代表に就いた佐伯区の金常信さん(67)は「情報を共有しながら、効率的で息の長い活動につなげたい」と話している。金常さんTel082(928)3909。坂上さんのメールアドレスは、sakaue38-9696@m7.gyao.ne.jp(教蓮孝匡)

(2012年11月5日朝刊掲載)

年別アーカイブ