×

ニュース

決意を新たに 慰霊もちつき 平和公園近くで大会

 原爆犠牲者への思いを込めて新年の餅をつく「慰霊もちつき大会」が14日、広島市中区の平和記念公園近くであった。約40人が参加し、鏡餅を原爆慰霊碑などにささげた。

 西区のNPO法人HPS国際ボランティアが企画。参加者は、公園南側の緑地帯で石臼などを使って約45キロの餅をついた。原爆慰霊碑と韓国人原爆犠牲者慰霊碑、原爆供養塔の前でそれぞれ黙とうした後、鏡餅をささげた。また来園者にはぜんざいを振る舞った。

 市立広島商業高(東区)の原爆問題研究部顧問の藤川和彦教諭(59)=西区=は生徒3人と参加し、「ことしも若い人に平和や原爆について伝えていこうと、決意を新たにできた」と話していた。(菅田直人)

(2018年1月15日朝刊掲載)

年別アーカイブ