×

ニュース

平和博物館 連携強化を 広島で会合

 平和をテーマにした各地の博物館でつくる「日本平和博物館会議」の会合が8日、広島市中区の原爆資料館で2日間の日程で始まった。発信力を高めるため、加盟10館の連携強化を確認した。

 7館の館長たち24人が出席した。立命館大国際平和ミュージアム(京都市北区)が、巡回展や職員研修など共同事業の展開を提案。財政的な課題を踏まえ、各館の貸し出し用展示資料の相互活用といった連携策から取り組むことを申し合わせた。入館者数の情報を共有することも決めた。

 9日は、広島の戦後復興を支援した外国人の資料を展示する原爆資料館の付属展示施設「シュモーハウス」(中区江波二本松)や市内に残る被爆建物を視察する。

 同会議は1994年、原爆資料館をはじめとする7館で発足。年1回、持ち回りで会合を開いている。(城戸収)

(2012年11月9日朝刊掲載)

年別アーカイブ