×

ニュース

護憲大会 山口で開幕

 平和や人権尊重など憲法理念の実現を目指す「第49回護憲大会」が9日、山口市の県スポーツ文化センターで開幕した。3日間の日程で、山口県内では初の開催。約2500人が参加し、在日米軍による垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの訓練や原発新増設への反対を訴えた。

 フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)や自治労などでつくる実行委の主催。開会総会では、地元を代表して纐纈(こうけつ)厚山口大副学長が「憲法を愛する運動を、山口から全国や国際社会へ強く発信していきたい」とあいさつした。

 福島瑞穂社民党党首は「原発の新増設は断固反対。国会で脱原発基本法案を成立させたい。オスプレイの全国的な低空飛行訓練も阻止しよう」と強調。民主党の平岡秀夫衆院議員(山口2区)は「人権や環境、平和の問題に党としてしっかり取り組むことを誓う」とあいさつした。

 10日は「安全保障」「脱原発」「教育と子どもの権利」などのテーマで七つの分科会を市内のホテルなどで開き、各150~300人が出席する。(金刺大五)

(2012年11月10日朝刊掲載)

年別アーカイブ