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萩に配備検討の地上イージス 山口知事 「協力すべき」

 山口県の村岡嗣政知事は知事選で再選後初の5日の記者会見で、政府が萩市で検討中の地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画について、県内が適地と判断された場合は「基本的に協力すべきだ」との認識を示した。

 政府は昨年12月、北朝鮮への弾道ミサイル防衛(BMD)の強化策として、イージス・アショア2基の導入を閣議決定。萩市の陸上自衛隊むつみ演習場と秋田市を候補地に検討しており、国が新年度当初予算案に関連経費を計上している。

 村岡知事は、現時点で地元説明はないとした上で、「北朝鮮情勢の不安がある中、配備が必要との議論は一定に理解できる」と指摘。「山口県が適当となれば、基本的には協力しなければならない。住民の不安には、丁寧な対応を国の方でしてもらわないといけない」と述べた。

 一方、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設が争点となった4日の名護市長選の結果については「住民が判断された結果だと思う」と述べるにとどめた。(和多正憲)

(2018年2月6日朝刊掲載)

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