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民喜生誕祭 朗読や講演 広島で18日

 原爆小説「夏の花」で知られる広島市出身の作家、原民喜(1905~51年)の「生誕祭」が18日午後1時から、広島市中区幟町のカトリック幟町教会で開かれる。主催は、民喜の業績を語り継いでいる広島花幻忌の会。

 生誕祭では、民喜の童話「もぐらとコスモス」「屋根の上」「誕生日」を地元の大学生が朗読。白井朝香さんによるフランスシターの演奏や、小学生による民喜の詩の朗読などに続き、広島ペンクラブ副会長の渡辺玲子さん(大竹市)が「原民喜の童話とその周辺」と題して講演する。

 花幻忌の会は2000年9月、民喜の没後50年を前に、広島在住の作家や詩人、研究者らで結成した。会員は約140人。

 生誕祭は無料。午後3時半までの予定。同会事務局長の長津功三良さんTel0827(97)0826。

(2012年11月13日朝刊掲載)

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