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　日本原水協は６日、トランプ米政権が核兵器の役割を拡大する方針を鮮明にした核戦略指針「核体制の見直し（ＮＰＲ）」を公表し、日本政府がその内容を歓迎する姿勢を表明したのを受けて、日米両首脳たちに宛てて抗議文を送った。

　トランプ大統領宛ての抗議文では「核兵器廃絶の流れに逆行する」として、ＮＰＲ撤回を要求。安倍晋三首相宛ての抗議文は「核兵器使用を肯定するような態度に強く抗議する」と非難し、米国の「核の傘」から離脱するよう迫っている。

　東京都内で４日に開いた全国理事会で抗議文送付を決めた。同日の理事会では、全ての国に核兵器禁止条約の締結を迫る署名運動の強化など２０１８年度の運動方針も決めた。

（２０１８年２月７日朝刊掲載）