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広島大留学生 被爆者と交流 広島市中区

 広島大(東広島市)のベトナムとカンボジア出身の留学生6人が5日、広島市中区の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」を訪れた。書道などの体験を通じ、デイサービスに通う被爆者16人と交流した。

 筆の使い方や漢字の書き方を教わりながら、「平和」や「愛」などの漢字を思い思いにしたためた。

 ベトナム出身の4年グエン・トラン・バオ・リンさん(21)は「身ぶり手ぶりで教えてもらい、楽しかった。将来は大学で平和の大切さを教えたい」。吉村掬子さん(95)=中区=は「日本で学んだ経験を生かし、国際平和に貢献できる人になってほしい」と願った。

 同大は今後も同園に留学生を派遣し、平和学習などに取り組む。(政綱宜規)

(2018年2月7日朝刊掲載)

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