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オバマ氏訪問に好感触 広島・長崎市長要請

 広島市の松井一実、長崎市の田上富久両市長は14日、東京都港区の在日米大使館でルース駐日大使に会い、オバマ大統領の被爆地訪問を要請した。在任中の訪問に「前向き」との感触を得た。

 面会は非公開。松井氏は「訪問を心から歓迎する。被爆者の話を聞き、被爆の実相に触れ、核兵器のない世界への揺るぎない決意を世界へ発信してほしい」と英語で要請文を読み上げた。田上氏は核兵器廃絶へ活動する若者との面会も求めた。

 ルース氏は訪問の可否や時期について自らの立場では答えられないと断りつつも、「要請を理解している。確実に大統領に伝える」と述べたという。

 面会後、松井氏は「大使自身は間違いなく、われわれの気持ちをくみ取っていただいた。非常に和やかな雰囲気で手応えはあった」と話した。(岡田浩平)

(2012年11月15日朝刊掲載)

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