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広島被爆後の道 イラク議員学ぶ 平和公園など訪問

 イラクの国会議員たち4人が、広島市を視察した。国際協力機構(JICA)の研修の一環。過激派組織「イスラム国」(IS)などとの戦闘で破壊された町の復興を目指し、被爆後の広島の歩みを学んだ。

 議員たちは16日、同市中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学。加藤秀一副館長から被爆直後の状況や核兵器の非人道性について説明を受けた。その後、原爆慰霊碑に献花した。

 アシュワーク・アルジュブーリー議員(43)は「復興への強い意志を感じた。イラクも広島のように多くの民間人が犠牲になり、町が破壊された。日本の方にもイラクのことを知って応援してほしい」と話していた。

 一行は11日に来日。東京で東日本大震災からの復興をテーマにした講義を受けるなどした。

(2018年2月19日朝刊掲載)

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