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上関埋め立て 免許延長の審査再開 山口県「不許可」方針変わらず

 山口県は15日、中断していた中国電力の上関原発建設計画をめぐる公有水面の埋め立て免許の延長申請の審査を再開した。山本繁太郎知事の「不許可」の方針に変更はなく、今月末にも最終的な判断が出る見通し。

 県は10月下旬、中国電力に延長申請の補足説明を求める文書を送付。3週間を回答期限の目安としていたが、15日に県庁に文書が届いた。県は主要建物用地の地盤のかさ上げなど設計変更に追加的な説明を求めていたとみられる。

 県の内規では、埋め立て免許の延長手続きは32日以内をめどに事務処理する。今後、県がさらなる補足説明を求めて審査が中断するケースがなければ、30日ごろに審査結果が出る見込み。県港湾課は「法に基づき適正に処理する」としている。(金刺大五)

(2012年11月16日朝刊掲載)

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