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被災地の現状や低線量被曝解説 福山で25日

 広島大原爆放射線医科学研究所(原医研、広島市南区)の神谷研二所長の講演会が25日午後1時から、福山市三吉町南の市医師会館である。福島第1原発事故直後から被災地の医療支援に携わった経験も合わせ、放射線の人体への影響について話す。無料。

 神谷所長は、広島大が事故翌日の昨年3月12日に設けた緊急被ばく対策委員会の委員長として、住民の内部被曝(ひばく)線量検査などの指揮に当たった。事故を受け、福島県立医科大副学長にも就いた。講演では福島県の現状に触れながら、低線量被曝と健康の関わりなどについて説明する。

 市医師会が、同日の福山医学祭の特別講演として企画した。市内の医師による肝がん治療をテーマにしたフォーラムもある。市医師会事務局Tel084(922)0243。

(2012年11月17日朝刊掲載)

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