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廿日市沖の飛行 市民団体抗議文 米軍ヘリ 写真掲載で

 米海軍のホームページ(HP)に海軍のヘリコプター2機が廿日市市の市街地沖を飛行する写真が掲載された問題で、同市の市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」は20日、在日米軍司令部や日米両政府に抗議文を送った。

 抗議文では、市街地近くの海上をヘリが編隊飛行する様子を捉えた写真を踏まえ、「一歩間違えば大惨事になることは必至」と強調。飛行の高度や目的などを明らかにするよう求めた。米軍岩国基地(岩国市)への空母艦載機の移転中止も要請した。

 HPによると、ヘリは岩国基地を飛び立ち、攻撃調整と偵察の訓練後に広島市沖に集結した。同会の坂本千尋共同代表は「軍用ヘリの墜落や部品落下が各地で相次ぐ中、市民は不安を増大させている。情報を公表するべきだ」と話した。

(2018年2月21日朝刊掲載)

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