×

ニュース

上関原発 「安全なら建設妨げず」 石破氏、地元理解も条件

 自民党の石破茂幹事長は17日、中国電力が山口県上関町に新設を計画する上関原発について、「安全性の科学的な検証がなされ、安心という点で地元の理解が得られれば建設を妨げる理由はない」と述べた。

 広島市中区であった同党広島県連の政治資金パーティーに出席後、記者団に語った。石破氏は「安全性の追求と住民の理解を合わせてやらなければならない」と両条件がそろうことが必須だと念を押した。

 また、今後のエネルギー政策について「再生可能エネルギーのウエートを高めなければならないが、原発に完全に代替すると思っていない」と指摘。「原発再稼働の可能性は否定しない」と述べた。

 上関原発をめぐっては民主党政権が建設を認めない方針を示す一方、中電は10月に公有水面の埋め立て免許延長を山口県に申請し、計画を維持する姿勢を示している。(野崎建一郎)

(2012年11月18日朝刊掲載)

年別アーカイブ