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「平和の灯」補修 2団体に感謝状 広島市

 広島市は26日、平和記念公園(中区)にある「平和の灯(ともしび)」の補修工事をボランティアでした県コンクリート診断士会とコンクリートメンテナンス協会(いずれも中区)に感謝状を贈った。

 市役所で、松井一実市長が同診断士会の米倉亜州夫会長(76)と同協会の峯松昇司副会長(49)にそれぞれ感謝状を手渡した。

 平和の灯は故丹下健三氏の設計で1964年に完成。両団体は2016年5月に劣化状況を調べ、補修方法を検討した上で、17年6、7月に6日間かけて作業した。表面の汚れを落とし、露出した鉄筋にさび止めを塗ったほか、コンクリートには、保護剤の上から汚れが付きにくくなる薬剤を重ね塗りした。

 建設当時の姿に近づけつつ、50年余りを経たコンクリートの風合いを残したといい、米倉会長は「世界中の人に見てほしい」と話した。

(2018年2月27日朝刊掲載)

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