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オバマ氏再訪実現へ全力 県立広島大生、活動状況を報告

 オバマ前米大統領を広島に再び招くため、昨年6月に県立広島大(広島市南区)の学生がつくった「オバマ・プロジェクト」のメンバーが26日、県教委で下崎邦明教育長に活動の現状を報告した。

 プロジェクトには学生22人が参加。この日は8人が訪れた。計画では子どもに999羽の折り鶴を募り、オバマ氏の再訪が実現した時に残る1羽を折ってもらって千羽鶴を完成させる。県内の小中高校に折り鶴とオバマ氏への手紙を募集し、折り鶴214羽と手紙197通が集まったことなどを説明した。

 メンバーは現在、在大阪・神戸米総領事館やオバマ財団の関係者と交流し、フェイスブックで活動を発信。動画投稿サイト「ユーチューブ」でプロジェクトを数カ国語で伝える動画の配信なども予定している。

 リーダーで被爆4世の人間文化学部3年原大将さん(20)=中区=は「学生の活動だからこそ伝わる思いもあると思う。世界に向けた活動に発展させたい」とし、下崎教育長は「活動が広がるように頑張って」と激励した。(滝尾明日香)

(2018年2月27日朝刊掲載)

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