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日中の平和友好祝う 広島で条約40年式典

 広島県内の自治体や企業の代表者、中国人留学生が出席した日中平和友好条約の締結40年を祝う記念式典が2日夜、広島市中区のホテルであった。約200人が両国の友好と交流進展を誓った。

 主催する県日中親善協会の加藤義明会長は「首脳会談や民間交流により、日中の関係改善は進んでいる。40年の節目を友好深化の好機にしたい」とあいさつ。湯崎英彦知事は、大型客船での訪日中国人客が増えていると紹介。「県内の2016年の中国人観光客数は32万7千人と国別で1位となるなど、幅広い分野で関わりの深い国。経済交流や留学生の受け入れなどに力を入れたい」と述べた。

 広島経済大3年の潘韶輝さん(24)は「帰国後は広島での留学経験を生かし、両国の懸け橋になりたい」と話した。

 両国は1972年に国交回復し、78年8月に日中平和友好条約を締結した。広島県も84年に四川省と友好提携を結んでいる。(栾暁雨)

(2018年3月3日朝刊掲載)

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