×

ニュース

健康への感謝や被爆体験つづる 三次 高齢者33人が文集

 三次市の十日市自治連合会は、地域に暮らす80~95歳のお年寄り33人が寄せたエッセーや俳句などを収録した文集「あるがままに」を作った。被爆体験の語り継ぎへの決意や健康の喜びなどをつづっている。

 今も健康で働けることの喜びや感謝、被爆体験を語り継ぎながらこれからも生きていきたい、という決意などが写真付きで掲載されている。故郷をテーマにした俳句や、健康の秘訣(ひけつ)を紹介するコーナーもある。

 冊子は、B5判で48ページ。お年寄りの生きざまや思いを記録しようと2002年から毎年制作し、今作で16集目となる。地域の80歳以上のお年寄り約900人に配り、十日市きんさいセンター(十日市南)でも閲覧できる。

 岩井タカ子編集委員長(68)は「人生の先輩の言葉は地域の財産。読む人にとってもエールになる」と話している。(高橋穂)

(2018年3月6日朝刊掲載)

年別アーカイブ