×

ニュース

核保有国招いた被爆地会合意欲 外相 広島提言受け

 河野太郎外相は6日、「ひろしまラウンドテーブル」(広島県主催)が提言した、核兵器保有国や「核の傘」に頼る国による核軍縮会議の広島での開催について、前向きに検討する姿勢を示した。提言の実現を求めた公明党広島県議団に対し、「(核軍縮の)責任のある国を集め、議論するのは一つのやり方として大事だ」と述べた。

 この日、田川寿一県議たち3人が外務省を訪問。同省が近く開催予定の「賢人会議」で核軍縮策を議論する際、ラウンドテーブルが昨年8月にまとめた提言を生かすよう求める要望書を河野氏に手渡した。

 河野氏は「核を持つ国、依存する国が『われわれとしてどうするんだ』という議論は、しっかりやらなければいけない。何ができるか検討する」と応じた。

(2018年3月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ