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事務総長の訪問へ協力 国連 事務次長補が広島入り

 グテレス国連事務総長直属として、平和維持や人権などの分野でサポート役を務める国連戦略調整担当事務次長補のファブリツィオ・ホスチャイルド氏が6日、広島市を訪れた。市が要望しているグテレス氏の広島訪問について「(本人も)訪れたいと思う」と述べ、実現に協力姿勢を示した。

 市役所で松井一実市長と面会。松井市長からの「グテレス氏に広島を訪れて平和のメッセージを発してほしい」との要望に対し、グテレス氏も前向きとの見方を示して「思いを伝える」と応じた。

 続いて、平和記念公園(中区)の原爆資料館を見学し、原爆慰霊碑に献花した。記者団に「核兵器をなくさない限り、世界は平和にならない。広島は国連で働く者にやる気を起こさせてくれる」と述べた。

 外務省によると、ホスチャイルド氏はチリ国籍で昨年1月から現職。同省の招きで3日に来日し、広島は本人の希望で訪れた。(水川恭輔)

(2018年3月7日朝刊掲載)

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