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被爆ピアノ演奏しよう 中区で来月 30組程度募集

ノーベル平和賞 オスロで音色披露

 昨年12月、ノーベル平和賞授賞式に合わせてノルウェー・オスロで音色を披露した被爆ピアノの演奏会が4月13、14の両日、中区の旧日本銀行広島支店である。「マイ・リトル・コンサート」と題した参加型とし、奏者を募っている。

 演奏会は午後1時~6時半。1組20分までで、他楽器とのコラボなどスタイルは自由。30組程度を見込み、応募多数なら抽選する。申し込みは3月15日まで。

 ピアノは1938年製のアップライト型。原爆投下時に宇品地区(南区)の民家にあったとされる。国際非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))への平和賞授賞式の翌日、現地の関連行事で演奏された。

 主催の市民でつくる被爆ピアノ国際窓口の石河真理さんは「多くの人に弾いてもらい、生きた平和の願いを共有してほしい」と話す。演奏に先立ち両日の正午から、ピアノ所有者で被爆2世の調律師、矢川光則さん(65)=安佐南区=の報告会もある。

 演奏希望者は名前、年齢、電話番号などを記入してファクスか電子メールで応募する。参加無料。☎082(222)2504、ファクス082(848)9533。(城戸良彰)

(2018年3月8日朝刊掲載)

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