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マップを一新 広の戦争遺跡 広南中生 聞き取りや写真22ヵ所

 呉市広長浜の広南中文化活動部7人が広地区の22カ所の戦争遺跡についてまとめた「ひろ戦跡巡りマップ」を作った。

 カラーのA3判。表は地図上に、戦争遺跡の場所を写真を交えて記載。裏には、戦跡の歴史や住民からの聞き取りをまとめた。前身の長浜中が1995年に作ったマップを元に新しく作り替えた。

 広地区では、1945年3~7月の計3回の空襲で100人を超す犠牲者が出たとされる。

 生徒は昨年春からことし1月にかけて計5回、広郷土史研究会のメンバーと放課後や休日を使って調査してきた。300部作製。広地区の全8小中学校に配り、広市民センターにも置く。部長の2年中田萌菜さん(14)は「広地区でも空襲の被害で犠牲になった人がいることを知る契機になってほしい」と話している。(今井裕希)

(2018年3月8日朝刊掲載)

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